なにかと知りたい

 今の時代、巷に情報が満ちあふれています。そこで、情報の海の中から、興味のあるものを拾い出して、いろいろいじってみようかなあ、なんて思っています。

2008-10

月探査衛星打ち上げ成功!

月周回衛星「かぐや」の打ち上げのネット中継を見ました。

「感動したぁ!」(小泉元首相風)

 このところ、日本の「H2A ロケット」は、衛星の分離失敗などは別しとして、打ち上げそのものは、12回連続して成功してますから大丈夫だとは思ったんですが、なんせ、つい先日(9/6)はスカパーの衛星が、ロシアのプロトンロケットを使った打ち上げに失敗したばかりですから、少しハラハラしながら見てました。

 打ち上げ成功の瞬間は、誰もいない部屋の中で、思わず手を叩いてしまいました。
 ネットでの打ち上げの見学はこれで2度目ですが、結構感動するものですよ。機会があれば皆さんもぜひごらんになってください。

 最終的には約40分後の衛星の切り離しも成功して、まずは、第1難関を突破しました。
 これから、月の軌道への投入と、観測機器の稼動まで約3ヶ月の長い道のりがスタートしたわけです。

 いずれにしても、失敗すれば、地上設備を含めた総開発費440億円が一瞬で水の泡になるわけですから、そういう意味でも、税金を払っている我々国民としても、大いに関心を持たなくてはいけないことだと思います。

■アポロ計画

 ところで、月といえば、アメリカのアポロ計画が思い浮かびます。
 アポロ計画は、1〜17号機まで打ち上げられ、そのうち、有人飛行を14回(1号機のリハーサルでの事故を含む)行い、12回の成功しました。実際に、月面へ人が降りたのは、そのうち6回でした。

 11号(1969年7月16日)では、着陸の様子がテレビ中継され、月面への着陸や、宇宙飛行士たちが月面に降りる映像を家族全員で固唾を飲んで見ていたのを思い出します。

 「ひとりの人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」

アームストロング船長の有名な言葉ですが、たしかにそういうふうな意味のことを言ったのは覚えています。

 13号機の失敗はあったものの、成功が当たり前みたいになってくると、その後の中継は、見ていなかったり、見ても感動はさほどでなかったりしてましたね。

 それで、その後は、月の開拓というか、人類の移住計画みたいなものが着々と進められるもんだと、勝手に思い込んでたんですが、1972年の17号を最後に、突然の計画中止です。

 元々、アポロ計画は、ソ連との宇宙開発競争の中で生まれたもので、「わしらがソ連よりも先に月に行くんだ!」という、アメリカの面子みたいなもんで、推し進められたという側面があるみたいですね。もちろん、これによって、莫大な開発費のおかげで、軍需産業が潤ったりとか、ソ連に対して、宇宙で軍事的に優位に立つということもあったわけですが。

 いずれにしろ、この巨額の開発費が、当時のアメリカの経済には大きな負担になっていくわけです。当時は、ベトナム戦争でも大きな戦費を使っていたこともあって、「中止するしかない」ということになったんでしょうね。

■「かぐや」の先は???

 さて、国産衛星の打ち上げに感動したばかりでナンなんですが、、、、、

 「かぐやはアポロ計画以来の大規模な月探査のプロジェクトだ!」って、大々的に花火を打ち上げています。
 でも、各国の宇宙計画を見てみると、「日本の宇宙計画って何を目的にしてるの?」という疑問が湧いてくるんですよね。日本の宇宙計画の中での「かぐや」の位置付けもイマイチわかりません。

 たとえば、中国は「嫦娥計画(じょうがけいかく)」というのがあり、月への有人飛行や、2020年には月面の土などを地球へ持ち帰るなど計画で、資源確保を目的にした実利的なものです。
 また、インドも月へ探査機を着陸させて、サンプルを持ち帰る計画を進めていて、これも最終的には、月にある資源を自国のために確保するというのが目的のようです。

 「宇宙は人類の共有財産」って言いますが、どうもこれからはそうもいかないようですね。

 日本の場合は、衛星打ち上げは、どちらかといえば、学術的な目的とか、打ち上げ技術そのものを確保するとかが多く、衛星放送や地球の資源探査などは別として、こういう実利的な目的の、長期的な計画というのがないのが現状です(っていうか、そうですよね?)

 「かぐや」の場合も、今回の中継の中でも言ってたんですが、実にいろんな種類の機器を搭載してまして、月の地形とか、組成とかをいろんな角度から調査することができるようになってるんです。おそらく、これらのデータをいろいろな目的で使用するんでしょうね。月の成り立ち、鉱物の種類、水はあるのか等々。
 これらのデータは、中国やインドの今後の宇宙開発にも生かされるとは思いますが、じゃあその後、日本はどうするんでしょうか? JAXAのHPを見ても、月探査の今後が全く見えていません。

 水面下ではなにか計画されてるんでしょうかね。
 それとも、単に、アメリカの新しい月探査の計画に乗るっていうだけなんでしょかね。

 いずれにしろ、膨大な開発費は国民の税金です。
 このあたりははっきりさせてもらいたいですね。

諫早湾干拓は怪しいと感じる

「あんたらの言うことはわからんでもないけど、被害との因果関係がわからないからねぇ」。
これが総務省の公害等調整委員会の裁定結果でした(8/30)。

 最近、僕は物心ついたときから20年近く有明海沿岸に住んでいたことに気が付きました(いまは玄海灘沿岸)。食卓にはアサリ貝やハマグリなどの貝類を始めとするいろんな海の幸がならび、有明海の恩恵を受けて育ってきたんだなぁと思います。

 土地の少ない有明海沿岸では、特に江戸時代以降さかん干拓がに行われていましたし、とくに近年は都市化が急速に進んで水質は悪くなっています。そのため、全体としての漁獲量は少なくなる傾向にありました。

 で、あの諫早湾の堤防締め切り(通称ギロチン)があったのが1989年。それがきっかけなのか、単なる偶然なのか、その後に海苔の不作やタイラギの不漁などがありました。

 そんなわけですから、複雑な状況を考えると「漁業被害と干拓事業の因果関係」なんて、そんな簡単には特定できるはずもありません。理屈で考えるとド素人の僕にもわかる話です。

 でも、多くの人たちが「どうも諫早湾が怪しい」と素朴に「感じる」というのは大切なことだと思います。役所はこの「感じる」というところに鈍感です。

 みんなが怪しいと感じたら調べてみればいいじゃないですか。
 ところが、なかなか話が進まない。工事は「粛々と進める」、「中長期の開門調査は行わない」。農水省の動きを見てみると、一貫して、なるべく漁民たちへの対応を鈍くして、できるだけ「干拓を進める」という方向にあるみたいですね。

 元々、干拓の目的は、「農地の確保」だったはずなんですが、今は取って付けたように「防災」が主目的になり、ついでに「農地」みたいになってきています。
 「防災」なら、ほかにいろいろ手段はあるんじゃないですか? 頭のいいお役人なら、アイデアはいくらでも出そうな気がしますけど。

 それから、干拓だけでなく、ダム問題とか、河川の水質の問題とか、そういうことに少しずつ取り組んでいくことも大事だと思います。有明海全体の環境を良くすれば、住環境とか、豊富な食べ物を供給するとか、地域全体を良くすることにつながるんじゃないかと感じます。

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水がなくなる?

NHKスペシャル、 「ウォータークライシス」(2)見ました。

 たぶん、僕ら日本人の多くの人達にとって、普通の生活をしている分には、水はあってあたりまえ。空気のような存在ですよね。

 でも、いざ水がなくなってくると、そのありがたさを実感します。四国の早明浦ダムの貯水率は、一時期の0%から多少持ち直したものの、現時点ではまだ4.9%。僕は福岡市の都市圏に住んでいますが、ここでも先月はあぶない状態でした。

 番組では、インドやアメリカで、野菜や穀物を生産するために、広大な農場に供給する水を地下水からくみ上げて、そのためにその地域の地下水が枯渇していくという問題が放送されていました。

 ああいう広い国で、広大な砂漠や荒野の下には、膨大な量の地下水が広がっている場合があるそうですが、それを際限なく使ってしまうと、当然のことながら、いつかはなくなってしまうわけですよね。

 どんどん人口が増える、都市化が進む、人々の平均所得が上がっていくと、水や食料の消費量がどんどん増えていく。

 頭では、「水が不足しそうしそうだ」とわかっていても、
 「いままでうまくいってたから、これからもきっとうまくいくよね」
なんて言って、危機感を頭の片隅に追いやってしまう。
 それで、いざ危機が目の前に迫って、やっと重い腰を上げる。

 あーあ、僕ら人類のいつもの思考パターンだよ。

 インドで、その対策として、雨水を貯水する池を、地域の人たちが総出で作る活動の様子が描かれていました。その結果、枯れ井戸から水が戻ってきたりしているそうです。

 当然こういう水を確保するための活動も必要です。
 でも、消費量を減らすための工夫、たとえば個人個人がもう少し質素に生活するとかも必要だと思います。

 でも、番組を見る限り、「超消費国家のアメリカ人にはムリかな」って気もします。

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