なにかと知りたい

 今の時代、巷に情報が満ちあふれています。そこで、情報の海の中から、興味のあるものを拾い出して、いろいろいじってみようかなあ、なんて思っています。

2005-08

諫早湾干拓は怪しいと感じる

「あんたらの言うことはわからんでもないけど、被害との因果関係がわからないからねぇ」。
これが総務省の公害等調整委員会の裁定結果でした(8/30)。

 最近、僕は物心ついたときから20年近く有明海沿岸に住んでいたことに気が付きました(いまは玄海灘沿岸)。食卓にはアサリ貝やハマグリなどの貝類を始めとするいろんな海の幸がならび、有明海の恩恵を受けて育ってきたんだなぁと思います。

 土地の少ない有明海沿岸では、特に江戸時代以降さかん干拓がに行われていましたし、とくに近年は都市化が急速に進んで水質は悪くなっています。そのため、全体としての漁獲量は少なくなる傾向にありました。

 で、あの諫早湾の堤防締め切り(通称ギロチン)があったのが1989年。それがきっかけなのか、単なる偶然なのか、その後に海苔の不作やタイラギの不漁などがありました。

 そんなわけですから、複雑な状況を考えると「漁業被害と干拓事業の因果関係」なんて、そんな簡単には特定できるはずもありません。理屈で考えるとド素人の僕にもわかる話です。

 でも、多くの人たちが「どうも諫早湾が怪しい」と素朴に「感じる」というのは大切なことだと思います。役所はこの「感じる」というところに鈍感です。

 みんなが怪しいと感じたら調べてみればいいじゃないですか。
 ところが、なかなか話が進まない。工事は「粛々と進める」、「中長期の開門調査は行わない」。農水省の動きを見てみると、一貫して、なるべく漁民たちへの対応を鈍くして、できるだけ「干拓を進める」という方向にあるみたいですね。

 元々、干拓の目的は、「農地の確保」だったはずなんですが、今は取って付けたように「防災」が主目的になり、ついでに「農地」みたいになってきています。
 「防災」なら、ほかにいろいろ手段はあるんじゃないですか? 頭のいいお役人なら、アイデアはいくらでも出そうな気がしますけど。

 それから、干拓だけでなく、ダム問題とか、河川の水質の問題とか、そういうことに少しずつ取り組んでいくことも大事だと思います。有明海全体の環境を良くすれば、住環境とか、豊富な食べ物を供給するとか、地域全体を良くすることにつながるんじゃないかと感じます。

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新幹線対応列車

来年から九州新幹線でフリーゲート列車の走行試験が始まります。

 実際に運用されるのは九州新幹線の「長崎ルート」ですが、たまたま「鹿児島ルート」が一部だけ(八代〜鹿児島)開業しているので、そこ(八代)を使ってテストしようということみたいです。

 在来線と新幹線って、DoCoMo の MovaFoma みたいな関係なんでしょうか? 同じ列車なのに線路の幅が違うわけですから。水陸両用とまではいかなくても、フリーゲート列車はその両者をどちらも走行できるというシステムです。

 僕ら素人には「すごい」技術ですが、ちょっとだけ疑問が、、、、
・在来線と新幹線を、駅で乗り換えるのに比べて、そんなに時間が短縮できるのかな?
・杞憂でしょうが、ホントに大丈夫? 車輪がレールからはずれたりなんてことはないの?

 開通したら、どんなものか、一度体験したいもんですね。

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イチロー13号 本塁打多すぎ

 佐々木選手がマリナーズを離れてから、あまり大リーグを見なくなりました。

 ただ、各チームの日本人選手の動向は気になるので、時々ウォッチします。
 今年のイチローを見ていて、まず春先の調子が良すぎたので、「今年はどうかな?」と思っていたら、案の定調子を落としてきました。野球ド素人の僕の勝手な分析では、この選手は、春先の始動は遅くて、夏場にかけてエンジンをかけていくタイプと見ています。
 それから、今年は打球が上がる傾向にあるのではないでしょうか。本塁打が多いのがその証拠でもあります。そのため、足で稼ぐという、イチロー本来のプレーがあまりできていないと勝手に判断しています。

 単にフォームがズレているのか、それとも、やっぱり、年齢的な衰えというのが、少しであるが、出始めたのか、素人の僕にはわかりません。あるいは、(そんなことはないと思うけど)本人も少しそれ(衰え)を意識して、ホームランバッターへの転向をしようとしているのか、、、

 いずれにしろ、シーズンも後半戦です。もうひとふんばり、がんばってもらいたいものです。

テーマ:野球全般 - ジャンル:スポーツ

平山デビュー

サッカーネタです。

 オランダリーグのヘラクレスと契約した平山相太が、後半の途中出場で2得点! チームは 2-1 で勝利するという結果でした。

 デビュー戦で2得点なんてすごいですね。

 平山君は実家が福岡県の北九州市、高校は長崎の国見高校。福岡県在住者としては自然と応援したくなります。

 ウチのかみさん言わく、「平山はトロい」。
 たしかに、見ていて、大黒とか玉田みたいなスピード感はあまり感じられません。でも、ボールのキープ力とか捌きかたはうまいと思います。

 以前、インタビューのときに、「あわてず落ち着いてプレーすることを心がけている」みたいなことを言ってたと記憶しています。それがトロくみえるんでしょうね。

 デビュー戦2発はいいですけど、シーズンは長いですから、調子をキープすることをこころがけてほしいです。それに、マークもきつくなるでしょうしね。

テーマ:スポーツ - ジャンル:ニュース

水がなくなる?

NHKスペシャル、 「ウォータークライシス」(2)見ました。

 たぶん、僕ら日本人の多くの人達にとって、普通の生活をしている分には、水はあってあたりまえ。空気のような存在ですよね。

 でも、いざ水がなくなってくると、そのありがたさを実感します。四国の早明浦ダムの貯水率は、一時期の0%から多少持ち直したものの、現時点ではまだ4.9%。僕は福岡市の都市圏に住んでいますが、ここでも先月はあぶない状態でした。

 番組では、インドやアメリカで、野菜や穀物を生産するために、広大な農場に供給する水を地下水からくみ上げて、そのためにその地域の地下水が枯渇していくという問題が放送されていました。

 ああいう広い国で、広大な砂漠や荒野の下には、膨大な量の地下水が広がっている場合があるそうですが、それを際限なく使ってしまうと、当然のことながら、いつかはなくなってしまうわけですよね。

 どんどん人口が増える、都市化が進む、人々の平均所得が上がっていくと、水や食料の消費量がどんどん増えていく。

 頭では、「水が不足しそうしそうだ」とわかっていても、
 「いままでうまくいってたから、これからもきっとうまくいくよね」
なんて言って、危機感を頭の片隅に追いやってしまう。
 それで、いざ危機が目の前に迫って、やっと重い腰を上げる。

 あーあ、僕ら人類のいつもの思考パターンだよ。

 インドで、その対策として、雨水を貯水する池を、地域の人たちが総出で作る活動の様子が描かれていました。その結果、枯れ井戸から水が戻ってきたりしているそうです。

 当然こういう水を確保するための活動も必要です。
 でも、消費量を減らすための工夫、たとえば個人個人がもう少し質素に生活するとかも必要だと思います。

 でも、番組を見る限り、「超消費国家のアメリカ人にはムリかな」って気もします。

テーマ:TV番組 - ジャンル:テレビ・ラジオ

日本の平和を守るには

 先日、ウチの父親がお世話になっている老人介護施設に行きました。そこに、施設での父の「お友達」という方がいて、戦後、シベリアに抑留されていたという話をされていたました。そこで、もう少し詳しく話しを聞こうといろいろ質問してみたんですが、それ以上の話は一切拒否されてしまいました。
 多少、ボケが入っているということもあるのかもしれませんが、父の話では「たぶん、あのころの体験は思い出したくないんだろう」ということでした。

 ロシアの抑留者の話は少しは知っていますが、おそらく、僕らの想像もできないような悲惨な体験をされたんでしょうね。

 戦後60年といいますが、「戦後」という言い方そのものも最近は風化しつつあります。
 戦後生まれの僕らは、太平洋戦争のことをそれほど知っているとは思えません。また、同じ戦後生まれと言っても、年代により感じ方は微妙に違ってるような気もします。
 僕らの小さい頃はまだ、「戦後」という感じがだいぶ残っていました。近くには防空壕の後があちこちに残っていて、大人たちに、「危ないから中に入るな」と言われていた記憶もあります。
 また、ホントかどうかわかりませんが、ゴミ捨て場になっていた大きな穴がありまして、「米軍が大きなバクダンを落とした後」なんて言われてました。

 それから、毎年この時期になると、母親が時折戦時中の苦労話などしていたこともあります。父は職業軍人だったので、南方での現地の人たちとの交流の話なんかもしてました。いずれにしろ、その頃はさして強い関心もなく「ふーん、そうなんだ」という程度でしたね。

 でも、結婚して、子供ができ、「もし、戦争が起きたら子供たちはどうなるのか」となどと考え始めると、親たちの話が急にリアリティーを帯びてきます。

 今の日本では、戦争はテレビや映画のスクリーンの世界です。戦争がないのがあたりまえなんですよね。
 でも、こんな国は世界中見渡してもほんのわずかです。
 この平和な国を維持するためにはどうすればいいんでしょうか?

 やっぱり、1つの答えが、「語り伝える」ということなんじゃないのかなと思います。

 冒頭の父の「お友達」のように、戦争を実際に体験された方たちの数はどんどん減ってきていますけれど、戦争の実体験を(つらいかも知れませんが)少しづつでも、若い世代に伝えていただくことが大切じゃなんでしょうか。

 本を書いたり、講演をしたりといった特別なことも必要ですが、日常の生活の中で、おじいちゃんやおばあちゃんが子供や孫たちに、そういう生の体験を何気なく語っていくという、地道な努力の積み重ねって大事なような気がします。

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テーマ:これからの日本 - ジャンル:政治・経済

日航機墜落事故

日本航空123便が墜落したのは1985年8月12日。
 明日であれからちょうど20年になるんですね。

 このとき、僕らソフト会社の仲間数人は、徹夜の仕事の真っ最中でした。FMラジオを大音量で聞いている最中に突然の臨時ニュース。日航機が操縦不能に陥っていると報道です。

 操縦不能から墜落まで32分程度だったそうです。その間の恐怖というものは、後で生存者の証言を聞いてもなかなか実感することはできませんが、ともかく、僕らはその様子を固唾を飲んで聞き入っていたことを覚えています。

 事故そのものも衝撃でしたが、客室の名簿の中に、最も親しくしている取引先の社長さんのお名前があったのも衝撃でしたね。実際の事故と比べるとたいした問題ではありませんが、僕らの会社が、それをきっかけに、日航機と同様、迷走し始めたのは事実です。

 事故の後、中野の安アパートに帰ると、しばらくの間、毎日ヘリコプターが上空を飛んでいたのも記憶に残ってます。後に聞いたところでは、市谷の自衛隊から事故現場の御巣鷹山に救援機が飛んでたそうで、ちょうどウチのあたりが通り道になってたんでしょうね。

 亡くなられた皆さんのご冥福をお祈りします。

 そして、日航さんも最近小さなトラブルが起きているようですが、あのときの大事故のきっかけも、小さなトラブルを見過ごしてきた結果だというのを、もう一度思い出して欲しいですね。

テーマ:気になるニュース - ジャンル:ニュース

境界 - アチラとコチラ

人生って、選択の連続ですよね。

 おかずを選ぶ、好きな服を選ぶなんてところから始まって、学校を選ぶ、就職先を選ぶ、結婚相手を選ぶという結構大きな選択もあったりします。場合によっては、善良な市民だったはずの人が、犯罪という選択をすることもあります。

 ブログの出だしは、もっと軽いテーマにしようかと思ったんですが、偶然かもしれませんけど、最近この手のこういう情報が相次いで、僕の意識に入りこんできたもんですから。

 たまたま読んだ本が、京極夏彦の「魍魎の匣(もうりょうのはこ)」。これはハコをキーワードにした小説ですが、いわゆる「境界」というものをテーマにしたものです。
 人間って、ハコのような、境界によって閉ざされた空間があると、「なんじゃらホイ」って、ついついその中を覗きたくなる。きっと本能なんでしょうね。

 僕らが「常識」って言っているものは、宗教だとか、社会規範だとか、慣習なんていう、人間がうまく生活するために作られた、ある意味人為的な「境界」のコチラ側なんだと思います。この境界のコチラ側にいれば「安心して」過ごせるものを、ついつい本能に従ってっていうか、興味本位で境界を超えて、アチラ側を覗いてしまうヤツがいる。

 で、その結果、それがプラスに働けば、科学の飛躍的な発展につながるとか、思想や芸術のブレークスルーをもたらす場合もあるけど、そうじゃない場合は、陰惨な犯罪事件を引き起こすこともあるわけですね。

 そこで、ここ何日か話題になっている、「インターネットの自殺サイト」の容疑者です。いままでの供述では、3人の自殺志願者を「殺している」ということです。「窒息して苦しむ様子がたまらない」というような供述を聞くと、たしかに異常な精神状態としか思えません。でも、一方では、こういう嗜好の人って、世の中には結構いそうな気がします。

 「異常」と「正常の」の境界っていうのも人為的ですよね。限りなく「異常」に近い「正常」な人とかいたりして、そもそも「境界」がないものを無理やりどこかで線引きしてる。そいう事実も知っておく必要があると思います。

 この話題のついでに言えば、「自殺」と「他殺」の境界もあいまいというか、どこか人為的です。仮に、犯人が「被害者」に何も手をかけなかったとしても、それを見てみぬふりをしていたわけですから、きっと何らかの罪に問われるんでしょうね。でも、実際にはこの犯人は「被害者」の口を押さえたりしたらしいので、その場合はあきらかに他殺と判断されるはずです。

 一方では、殺された人たちは、そもそも、死ぬことを希望してたわけですから、このあたりをどういうふうに考えればいいのうでしょうか。なんともやりきれない気持ちになります。

 テレビの報道によれば、犯人のこういう趣向は、中学時代に作られたそうです。どんなきっかけかは知りませんが、彼も境界のアチラ側に行ってしまったわけです。

 今回の事件はともかくとして、よく、マスコミも報道では「こんな真面目な人が殺人を犯すなんて」みたいな情緒的な報道がされる度に「そうじゃないだろう」って思うのは僕だけでしょうか。

 彼(犯人)だけでなく、僕やあなたの中にある、「境界を踏み越えて、日常的でない場所を覗いてみたい」という願望がエスカレートしたときにそういうことが起きるんじゃないでしょうか。まず、そこを押さえた上でないと、次に(犯罪防止策とか)進めないような気がするんですけどね。



テーマ:不安定な心 - ジャンル:心と身体

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